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固形石鹸の選び方

更新日:2021年2月2日



まずは固形石鹸を選ぶ時のポイントをご紹介します。成分や適した肌質から、あなたに合ったものを選んでみてください。


配合成分から肌質に合うものを選ぶ

固形石鹸も商品によって配合されている成分が違います。どんな成分がどんな肌質に適しているか理解しながら選んでみてください。


乾燥肌には保湿成分入りが最適

乾燥肌の方は見た目が透明な石鹸を選ぶことをおすすめします。見た目が透明なタイプの石鹸は保湿成分であるグリセリンを含むため洗い上がりがしっとりしており、石鹸分を多く含むので皮脂を除去しすぎないのが特徴です。


また、オレイン酸主体の石鹸を選ぶのもおすすめ。オリーブ油やツバキ油に多く含まれるオレイン酸は人の肌の脂肪酸と似ているため、汚れを洗い流しつつ潤いを補ってくれる効果があります。


オイリー肌には高洗浄力タイプがおすすめ

オイリー肌や普通肌の方には、見た目が不透明な石鹸がおすすめです。見た目が不透明な石鹸はオイルをベースに作られていて、グリセリンなどの保湿成分が少なめに作られています。そのため透明な石鹸のものよりも洗浄力が高く、すっきりとした洗い上がり。皮脂汚れや毛穴詰まりが気になるオイリー肌の方に最適です。


牛脂やパーム脂に含まれるステアリン酸やパルミチン酸という脂肪酸は、皮脂を洗い流すのが得意なため、牛脂やパーム脂主体の石鹸を選ぶのもおすすめです。


敏感肌には低刺激や無添加のものがぴったり

敏感肌の方は乾燥肌向けの石鹸を使うといいでしょう。なるべくなら、殺菌剤や添加物も含まれていないものを選ぶのがおすすめ。薬用せっけんなどは殺菌剤が含まれているので刺激が強く、敏感肌の方には不向きです。また、泡立ちや石鹸カス防止のために使われる金属封鎖剤が含まれているものは刺激が強いです。

用途に合わせて石鹸の種類を選ぶ

固形石鹸は、石鹸分の含有量などによって大きく3つの種類に分けられます。あなたの用途にどれが適しているのかチェックしてみてください。


純石鹸:合成物質を含まず、98%以上が石鹸分。敏感肌の方にも使用できる

純石鹸とは、石鹸分を98%以上含んでいるものを指します。無添加石鹸と呼ばれるのがこのタイプで、合成物質を含んでいません。98%となっていますが、残りの2%ほどは製造上含まれてしまった油脂分などですから、添加物ではありません。敏感肌の方はなるべく純石鹸を選んだ方がいいでしょう。


化粧石鹸:添加物は含むが、93%以上が石鹸分で洗顔にも使える

化粧石鹸は洗顔石鹸としても販売されている石鹸で、93%以上が石鹸分です。残りの7%には添加物を含みますが、必ずしも肌に刺激となるわけではなく、天然成分が含まれていることもあります。ただし合成成分が含まれているものももちろんありますので、洗顔用に選ぶ場合は合成成分を含んでいないタイプを選ぶといいですね。


薬用石鹸:薬事法に基づいた医薬部外品で、ニキビ予防など特定の効果を求める方に

薬用石鹸は薬事法に基づいて薬用成分を配合してある石鹸です。主なものでは殺菌成分を含んだニキビ予防石鹸などがあり、医薬部外品として扱われています。顔や体のニキビ予防に使いたい方は、純石鹸や化粧石鹸よりも、こちらのタイプの方がいいでしょう

洗顔用には、合成成分表示のある化粧品を選ぶ

石鹸は化粧品として扱われているものに限り、合成成分の表示が義務付けられています。そのため、成分表を確認した際に配合成分が全て表記してあるものは本来の石鹸と言えるものです。


しかし中には合成成分の表示がない石鹸もあり、これらは雑貨商品として扱われていますので、化粧品とは扱いが異なります。洗顔用として選ぶ際は雑貨扱いになっている石鹸を選ばないようにしましょう。

泡立ちや保管しやすさは製造方法をチェック

固形石鹸は製造方法によって、泡立ちの良さや保管しやすさが異なってきます。製造方法は主に鹸化法・中和法・練りの3種類


鹸化法にはさらに、純度の高い石鹸が作れる鹸化塩析法・洗浄力や保湿力が調整しやすい焚き込み法・冷製法があります。中和法も泡立ちや洗浄力を調整しやすい製造方法。練りは、溶けにくく型崩れしにくい枠練り法と、見た目が美しい機械練り法があります。

よって、高純度なら鹸化塩析法、洗浄力や泡立ちの良さなら焚き込み法・冷製法・中和法を選ぶと良いでしょう。枠練りはしっとりした洗い上がりで、しっとり感を好む方に最適。機械練りはコスパに優れているので気兼ねなく使いたい方に向いています。

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